九州の最西端に位置し、大小さまざまな140の島々からなる長崎県五島列島。
その島で、「島の魚と、島の人々の手しごとで」【五島の醤(ごとうのひしお)】は生まれました。
五島の魚と、島の花「椿」から取れた「五島つばき酵母」を使って醸造された五島の醤は、魚の旨みを凝縮しつつ、酵母のチカラによってフレッシュで華やかな香りに仕上がりました。
また、この商品の背景には、生産者である金沢鮮魚の「五島の海を守りたい」という願いがこめられています。
五島の醤は、魚と塩だけで仕込む従来の魚醤の製法に加え、麹と五島列島の椿の花から取れた「五島つばき酵母」を使用しています。五島つばき酵母は、発酵を促進させ、豊かな香りを生み出します。
五島の醤は、数種類の魚をブレンドして作っています。魚は旬の時期により変化しますが、海藻を食べるイスズミやアイゴ、ニザダイなどの食害魚、規格外のアジ・マダイ・トビウオなど、いずれも五島産の魚にこだわり魚種ごとに醸造。醤油ソムリエ:大浜大地氏の監修のもと独自配合でブレンドしており、凝縮された魚の旨味を、通年、変わらずお届けします。
五島の醤を作るにあたってこだわったのが塩分濃度10%の低塩分で仕込むことと、無添加であること。魚の旨みが凝縮されているので、低塩分でも物足りなさを感じません。また、保存料、着色料、化学調味料などを一切使わない、こだわり製法の無添加商品です。
金沢鮮魚代表 金澤 竜司 氏
五島列島は豊かな漁場として全国でも名を馳せる一方で、「磯焼け」を背景とした漁獲高の減少、漁師の後継者不足などの課題も抱えています。
鮮魚仲卸を営む金沢鮮魚代表の金澤竜司さんは、“未利用魚”に目をつけ、地域の課題解消に動き出します。
未利用魚とは規格外の為、市場に出回らない魚の総称で、駆除対象にもなっている海の砂漠化【磯焼け】の原因の一つと言われる、イスズミ、アイゴ、ニザダイといった食害魚もその一つです。
「駆除される魚を有効活用したかった。お金にならなかった魚を、私が漁師さんから買い上げると、漁師さんも潤うし、一石二鳥だと思った。規格外のアジやアゴ(とびうお)も積極的に買い取って使ってます。味は最高だからね。」
五島列島に1,000万本以上自生している椿。
今まで椿油の原料としてのみ使われてきた
椿の新たな可能性を追求して我々は研究を重ねています。
その結果、椿の葉、花、実、そして、花から採れた酵母に至るまで、
椿は多くのチカラを秘めていました。
椿のチカラの詰まった商品を皆様にお届けします。五島の椿について